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LS-WTGLをハックし、sshログインする


初期状態のリンクステーションは外部からの接続が制限されている。
この為、sshでログインできるようにハックする。

ここではDebian上で操作する。

javaの実行環境

java の実行環境構築する。
Java Runtime Environment (JRE) をインストールしておけばいいはず。

# apt install openjdk-11-jre

ツールの導入と実行

リンクステーション向けにツールが公開されている。
acp_commander.jar
https://github.com/Stonie/acp-commander

このファイルを置いたディレクトリにて次のコマンドを入力するとヘルプが見られる。
$ java -jar acp_commander.jar

リンクステーションのIPアドレスが 192.168.0.2 の時、
rootパスワードを削除し、telnetサービスを立ち上げるのは次のコマンドで行う。
$ java -jar acp_commander.jar -t 192.168.0.2 -o

これでリンクステーションにtelnetで接続可能になった。

rootパスワードの設定

rootのパスワードを設定しておく。
# passwd
Changing password for root
Enter the new password (minimum of 5, maximum of 20 characters)
Please use a combination of upper and lower case letters and numbers.
Enter new password: 
Re-enter new password: 
Password changed.


sshサービスの起動

telnetで接続後、/usr/local/sbin/sshd を実行するとsshサービスが起動できる。
起動前に /etc/sshd_config を変更し設定を変える必要がある。

# sed -i 's/\#PermitRootLogin no/PermitRootLogin yes/' /etc/sshd_config

# grep PermitRootLogin /etc/sshd_config           
PermitRootLogin yes


再起動後もsshdを有効にするために rcS の最後ににコマンドを追記する。

# tail /etc/init.d/rcS 

echo "** step final(after bootcomplete) **"
for cmd in hdd_late_check.sh check_initialization.sh usb_late_check.sh
do
        exec_sh ${cmd}
done

/usr/local/bin/share_delete.sh &

/usr/local/sbin/sshd


この rcS に /usr/sbin/telnetd を追加すると 再起動後、telnetも有効になる。
又は、/etc/inetd.conf の telnet の行をコメントアウトする。

この状態で再起動を行う。
# reboot

立ち上がった後、ssh で接続を確認する。
繋がらなけれは、acp_commander.jar でもう一度設定を行う。

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