スキップしてメイン コンテンツに移動

Vim の 環境構築

多くの Linux には Vim がインストールされている。
この Vim をカスタマイズし、Plugin を導入する方法をここで書いておく。

Vim にはプラグインを導入できる。
基本的な導入方法は次のように行う。

プラグインをダウンロードしてきて、
Vim の runtimepath に指定されているディレクトリ(~/.vim/ 等)に配置する。
Vim を起動し、プラグインを実行する。
実行方法はプラグインの README に書いてある。

runtimepath は次のように確認できる。
Vim のコマンドモードで
:set runtimepath  または  :set rtp
を入力すると表示される。
個人用のファイルは ~/.vim/ に配置するのが一般的である。



プラグイン導入を補助するプラグインマネージャを入れるのが一般的である。
プラグインマネージャはいくつかあるようだが、

Vundle https://github.com/VundleVim/Vundle.Vim
がよく使われているようだ。
導入についてはここを参照した。
https://github.com/VundleVim/Vundle.Vim#quick-start

Vundle は git コマンドを用いて導入する。
$ git clone https://github.com/VundleVim/Vundle.vim.git ~/.vim/bundle/Vundle.vim

上記コマンドにより ~/.vim/bundle/Vundle.vim/ ディレクトリが作成され、
このディレクトリ内に Vundle が配置される。
なお、git コマンドはインターネットに接続された環境から実行しないとファイルを拾ってこれないので注意。

git コマンドが無事に終了したら、~/.vimrc ファイルを作成し次の内容を書き込む。


  1. set nocompatible
  2. filetype off
  3. set rtp+=~/.vim/bundle/Vundle.vim
  4. call vundle#begin()
  5. Plugin 'VundleVim/Vundle.vim'
  6. Plugin 'tpope/vim-fugitive'
  7. Plugin 'git://git.wincent.com/command-t.git'
  8. Plugin 'file:///home/gmarik/path/to/plugin'
  9. Plugin 'rstacruz/sparkup', {'rtp': 'vim/'}
  10. call vundle#end()
  11. filetype plugin indent on


7行目 Plugin 'VundleVim/Vundle.vim' は必須であるが、
9~12行目は 導入したい Plugin に書き換える必要がある。
Vundle の Quick-Start にはコメントでそれぞれの意味が書いてある。
GitHub から持ってくるのであれば、9行目 のような書き方をすればよい。

必要な Plugin について書き込み保存すれば、vim を起動する。
起動後、 :PluginInstall と入力すれば自動的にダウンロードしインストールされる。
その他のコマンドは次の通り。
 :PluginList
     Plugin の一覧表示
 :PluginInstall
     Plugin のインストール。`!` をつけるとアップデートが出来る。
 :PluginUpdate
     Plugin のアップデート
 :PluginSearch foo
     foo という Plugin の検索。 `!` をつけるとローカルキャッシュのリフレッシュを行う。
 :PluginClean
     セットされていない Plugin の削除。 `!` をつけると自動削除を行う。



[参考]
vimのプラグインの入れ方(Vundle)
https://qiita.com/nordliches-klang/items/caf939e3ef561a4491e8


コメント

このブログの人気の投稿

Ubuntu で RAIDディスクをマウントする

謎のHDDが見つかった。 データを確認するためWindowsにつなぐもマウントされず。 これは extとかffsの辺りかなと思い、Linux(Ubuntu)に繋ぐ。 しかし、自動マウントされない。 取り敢えずマウントする。 # mount /dev/sdb1 /mnt/disk すると'linux_raid_member'とエラー表示された。 ということで、まずファイルシステムを確認。 # parted -l このコマンドでファイルシステムが表示される。 また、Gparted でも表示される。 そこでRAIDディスクを扱うためにmdadmパッケージをインストール。 # apt install mdadm ネットでは mountコマンドの -t オプションで明示的にファイルシステムを指定するとマウントできると書いてあったのでそれを試すとマウントできた。 # mount -t ext3 /dev/sdb1 /mnt/disk 内容を確認すると不要なデータだったのでデータを削除する。 # shred -v /deb/sdb この処理はとても時間がかかるので普段使わないコンピュータで処理をした。

Perl/Tk の基本的なこと

X を利用したアプリケーションを作る方法は色々あるが、Tk を用いると簡単に出来る。 Tk - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/Tk_(ツールキット) Tk で作るWindowをどの言語で書くかによって変わってくるが、Tcl/Tkが最も有名かもしれない。 Tcl/Tk - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/Tcl/Tk wish (Windowing Shell) を用いてスクリプトを組むことでグラフィカルなアプリを作れる。 Tclはこのwishで使われるプログラミング言語であり、簡単に使える。かなり多くのシステムに導入されていることもあり、特に何かをインストールせずとも使うことが出来る。 このTclの部分をperlに置き換えたものがPerl/Tkである。 Perl/Tk インストール Perl/Tk は Tcl/Tk と違いデフォルトでインストールされていないことが多い。 ubuntuだと perl-tk をインストールすると使えるようになる。 # apt install perl-tk 取り敢えず作ってみる 次のようなサンプルファイル sample.pl を作る。 sample.pl use utf8; use Tk; # トップウィンドウを作る $top = MainWindow->new(); # ウィンドウ内に文字(ラベル)を表示する $label = $top->Label(-text => "ここに文字を書く")->pack(); # ウィンドウを生成する MainLoop(); ちなみに文字コードは UTF-8 になってる。 $ file sample.pl sample.pl: UTF-8 Unicode text 次のコマンドで実行する。 $ perl sample.pl 実行できる形の sample.pl Shebang を書いて実行ファイルとしても実行できる。 たぶん次のようなファイルになる。 一行目のShebangは環境によって異なるが多くのシステムは多分これで通る。 #!/usr/bin/perl use utf8; use...

自動ログイン on Lubuntu

Lubuntu 19.04 の 自動ログインを設定してみた。 グラフィカルログインを自動で行うようにしたいが、 ユーザー設定 の中に自動ログインの設定がない。 そこでコマンドラインから設定してみた。 まず、ログインをするときに使用しているディスプレイマネージャを確認する。 $ cat /etc/X11/default-display-manager /usr/bin/sddm sddm を使っているので、sddm の自動ログインを設定する。 OSは systemd で動いていると設定ファイルがないようなので作成する。 # sddm --example-config > /etc/sddm.conf.d/sddm.conf この設定ファイルに Autologin について書いてあるのでここにユーザ名を入力。 $ head /etc/sddm.conf.d/sddm.conf [Autologin] # Whether sddm should automatically log back into sessions when they exit Relogin=false # Name of session file for autologin session (if empty try last logged in) Session= # Username for autologin session User= ここの User= にユーザ名を書き込み保存後、再起動すると自動でログインされる。