スキップしてメイン コンテンツに移動

VNCのディスプレイサイズ設定について

以前VNCの設定について書いたが、ディスプレイサイズの変更について書いてなかったのでそれについて書くことにした。

Raspbian に VNC で接続できない
https://atsreport.blogspot.com/2019/04/raspbian-vnc.html



まず、RaspberryPi に Raspbian をインストール。
設定でVNCを有効にする。
これでVNC接続ができなければ、次も設定する。
VNCの設定にある 「UNIX Password」を 「VNC Password」に変更する。


RaspberryPi にディスプレイを接続していれば、ディスプレイから情報を受け取り、起動時にディスプレイサイズを設定するが、繋いでないとディスプレイサイズをVGAにする。
この為、RaspberryPi に VNC で接続すると画面サイズが小さくなる。

このディスプレイサイズの設定をディスプレイからの情報によらず設定する。
設定ファイルは /boot/config.txt である。
設定ファイルの情報は公式サイト http://rpf.io/configtxt にある、


このファイルの 27~29行目 にその設定が書かれている。
$ cat /boot/config.txt | head -29 | tail -3
# uncomment to force a specific HDMI mode (this will force VGA)
#hdmi_group=1
#hdmi_mode=1

ここの部分を次のように修正する 又は 次を追加する。

hdmi_ignore_edid=0xa5000080
hdmi_group=2
hdmi_mode=16

hdmi_ignore_edid はディスプレイからの情報を無視する設定。
hdmi_group と hdmi_mode はディスプレイのサイズの設定。
各設定は https://www.raspberrypi.org/documentation/configuration/config-txt/video.md にかかれている。

修正後は次のようにした。
$ cat /boot/config.txt | head -32 | tail -6
# uncomment to force a specific HDMI mode (this will force VGA)
#hdmi_group=1
#hdmi_mode=1
hdmi_ignore_edid=0xa5000080
hdmi_group=2
hdmi_mode=16

上記設定は 1024x768 に設定している。


---
hdmi_group=2 を設定した時の主要な画面サイズは次の通り。

hdmi_mode resolution
4 640x480 60Hz
9 800x600 60Hz
16 1024x768 60Hz
23 1280x768 60Hz
28 1280x800 60Hz
32 1280x960 60Hz
35 1280x1024 60Hz

コメント

このブログの人気の投稿

Ubuntu で RAIDディスクをマウントする

謎のHDDが見つかった。 データを確認するためWindowsにつなぐもマウントされず。 これは extとかffsの辺りかなと思い、Linux(Ubuntu)に繋ぐ。 しかし、自動マウントされない。 取り敢えずマウントする。 # mount /dev/sdb1 /mnt/disk すると'linux_raid_member'とエラー表示された。 ということで、まずファイルシステムを確認。 # parted -l このコマンドでファイルシステムが表示される。 また、Gparted でも表示される。 そこでRAIDディスクを扱うためにmdadmパッケージをインストール。 # apt install mdadm ネットでは mountコマンドの -t オプションで明示的にファイルシステムを指定するとマウントできると書いてあったのでそれを試すとマウントできた。 # mount -t ext3 /dev/sdb1 /mnt/disk 内容を確認すると不要なデータだったのでデータを削除する。 # shred -v /deb/sdb この処理はとても時間がかかるので普段使わないコンピュータで処理をした。

自動ログイン on Lubuntu

Lubuntu 19.04 の 自動ログインを設定してみた。 グラフィカルログインを自動で行うようにしたいが、 ユーザー設定 の中に自動ログインの設定がない。 そこでコマンドラインから設定してみた。 まず、ログインをするときに使用しているディスプレイマネージャを確認する。 $ cat /etc/X11/default-display-manager /usr/bin/sddm sddm を使っているので、sddm の自動ログインを設定する。 OSは systemd で動いていると設定ファイルがないようなので作成する。 # sddm --example-config > /etc/sddm.conf.d/sddm.conf この設定ファイルに Autologin について書いてあるのでここにユーザ名を入力。 $ head /etc/sddm.conf.d/sddm.conf [Autologin] # Whether sddm should automatically log back into sessions when they exit Relogin=false # Name of session file for autologin session (if empty try last logged in) Session= # Username for autologin session User= ここの User= にユーザ名を書き込み保存後、再起動すると自動でログインされる。

TVに繋いでいた録画用HDDが認識しなくなった

ポロポロとものが壊れていく。 年数もそれなりに経っているので仕方がないと思うが、  Panasonic VIERA TH-L32X3  メーカーページ http://panasonic.jp/viera/p-db/TH-L32X3.html 上記VIERAに繋いでいた録画用のHDDが急に認識しなくなった。 実はこれで二回目のトラブルである。 一回目は買って1年ほどでこの症状が出た。 この時はHDDが物理的な障害で故障したと思い、ダメ元で再接続再フォーマットした。 このHDDはそのあと5年以上正常に動作していた。 結局この時の障害は論理障害だったのだと思う。 今回も同様の症状だったので、復旧を試みることにした。 こちらのサイトに Panasonic製のセットトップボックスへ繋いでいたHDDの修復について書いてあった。 Panasonic CATV STBの外付けHDDのファイルシステム修復 おぼえ書き http://qiita.com/a_saitoh/items/93a9983b988b541d2cb1 これを参考にして、FreeBSD11.0( https://www.freebsd.org/ja/ ) に外付けHDDを繋いで、fsck_ffs -n を実行するも復旧せず。 仕方がないので、fsck_ffs -y や fsck_ufs -n 、 fsck_ufs -y などをかけてからTVにつなぐと認識した。 録画データは諦めていたので、いろんなコマンドをかけてしまったので、 どのコマンドが良かったかはっきりとしないが、 無事にデータが参照できるようになった。