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Linux ファイル閲覧するコマンド

Linuxのファイル表示コマンドについてふと調べてみた。
ここでは次の4つのコマンドについてまとめた。
  • less
  • more
  • cat
  • paste


ファイルの内容を表示するコマンド
lessmore
機能 内容を閲覧する 内容を閲覧する
画面表示 自由に行ったり来たりできる。戻れる。 先頭から順に1画面づつ表示。戻れない。
コマンド終了時 コンソールに残らない コンソールに残る
less、moreはファイル内容の閲覧するためのコマンドである。
moreは一画面ごとにキーボードの入力待ちとなり一画面づつファイル末尾へすくろーるする。
lessはmoreを拡張し、ファイルの好きな部分へ自由に移動できる。


ファイルの内容を確認できるコマンド
catpaste
機能 内容を連結する ファイルの行を結合する
画面表示 先頭から一気に表示。静止画面に残るのは1画面分。 先頭から一気に表示。静止画面に残るのは1画面分。
コマンド終了時 コンソールに残る コンソールに残る
cat、pasteはファイルの連結結合コマンドである。
ファイルを一つだけ指定すると内容が表示される。
表示するためのコマンドではないため、コンソール画面が一気に流れコマンド入力待ちになる。この為、1画面分が表示される。

test1
aaa
bbb
ccc

test2
111
222
333

ちなみに上のようなファイル(test1、test2)に対し、次のような結果が得られる。
cat test1 test2
aaa
bbb
ccc
111
222
333

paste test1 test2
aaa 111
bbb 222
ccc 333


[参考]

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