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Re:VIEWをDockerで動かそうとしたらエラーが出て動かなかった話

前回、組版補助システム Re:VIEW をUbuntuにインストールしてみた。

Re:VIEW の環境構築 on Ubuntu
https://atsreport.blogspot.com/2019/10/review-on-ubuntu.html


最低限の動作を確認できたので、Docker上で動かしてみた。
OSは Ubuntu19.04。

Dockerのインストール
$ sudo apt install docker.io

Docker Hub より ubuntu イメージを取得
$ sudo docker image pull ubuntu

ubuntu イメージよりコンテナを作成し起動
$ sudo docker container run --rm -it ubuntu bash

上記コマンドはubuntuイメージよりコンテナを作成しbashを起動する。
--rm オプション ・・・ bash終了時コンテナを削除
-it オプション・・・  コンソールにbashを表示


Re:VIEW は vvakame/review イメージを使うのが一般的な模様。
次のコマンドでコンテナ内のbashを起動してみたが、エラーが表示された。
$ sudo docker container run --rm -it vvakame/review bash
standard_init_linux.go:211: exec user process caused "exec format error"

"exec format error" は実行できない物があるときに表示されるようである。
検索すると起動時に実行する ENTRYPOINTスクリプトファイルに不備があると表示されるとのこと。

実際の原因は、こちらの環境が 32bit OS であったのでプログラムが実行できなかった模様。

これに気づくのにだいぶかかった。
Dockerfile を見てみたが不自然なことがなかった。
https://github.com/vvakame/docker-review
なのでベースファイルであるdebian単体で動かしても起動することもあり、なかなか気づけなかった。そういえばDockerは64bitOS向けだった。

この為、Dockerfileをダウンロードし、自分の環境でDockerイメージを作成すると動かすことに成功した。
ただ、イメージ作成時にエラーが出ていたので少し修正する必要がある模様。

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