スキップしてメイン コンテンツに移動

sudoに設定したのに有効にならない


以前、sudoの設定をした。
 sudo の設定 https://atsreport.blogspot.com/2017/12/sudo.html

パスワードを入力しなくても使えるように次の設定をした。
# userユーザーにパスワードなし設定を行う場合
user    ALL=(ALL)    NOPASSWD: ALL

この設定は /etc/sudoers ファイルに書き込まれている。
編集は visudo コマンドを用いて行う。


sudoers ファイルにかかれている設定は後方に書かれている内容が有効になる。
つまり、次のように書かれていると user はsudoコマンドにパスワードが必要になる。
===sudoers===
 user    ALL=(ALL)    NOPASSWD: ALL
 user    ALL=(ALL)    ALL
===sudoers===

また、sudoersファイルの末尾には次の行がある。
#includedir /etc/sudoers.d↲ 
これはコメントアウトではないため sudoers.d/ ディレクトリの内容も参照される。
なので設定ファイルは sudoers.d/ディレクトリに置けば有効になる。

このとき、次のコマンドで設定ファイルを編集しなければいけなかった。
$ sudo visudo -f /etc/sudoers.d/$(whoami)
※ $(whoami) は 好きなファイル名に変えてもよい。


直接変更してしまったため、syntax errorとなりsudoが使えなくなった。
root パスワードがわからないのでsuコマンドも使えず、
仕方がないのでシングルユーザモードで起動し修正をした。


pkexec コマンドが使えれば、
このコマンドがsudoの代わりになるのですぐに直すことができる。





[参考]
日本語マニュアル sudo
https://linuxjm.osdn.jp/html/sudo/man8/sudo.8.html

日本語マニュアル sudoers
https://linuxjm.osdn.jp/html/sudo/man5/sudoers.5.html


コメント

このブログの人気の投稿

Ubuntu で RAIDディスクをマウントする

謎のHDDが見つかった。 データを確認するためWindowsにつなぐもマウントされず。 これは extとかffsの辺りかなと思い、Linux(Ubuntu)に繋ぐ。 しかし、自動マウントされない。 取り敢えずマウントする。 # mount /dev/sdb1 /mnt/disk すると'linux_raid_member'とエラー表示された。 ということで、まずファイルシステムを確認。 # parted -l このコマンドでファイルシステムが表示される。 また、Gparted でも表示される。 そこでRAIDディスクを扱うためにmdadmパッケージをインストール。 # apt install mdadm ネットでは mountコマンドの -t オプションで明示的にファイルシステムを指定するとマウントできると書いてあったのでそれを試すとマウントできた。 # mount -t ext3 /dev/sdb1 /mnt/disk 内容を確認すると不要なデータだったのでデータを削除する。 # shred -v /deb/sdb この処理はとても時間がかかるので普段使わないコンピュータで処理をした。

Perl/Tk の基本的なこと

X を利用したアプリケーションを作る方法は色々あるが、Tk を用いると簡単に出来る。 Tk - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/Tk_(ツールキット) Tk で作るWindowをどの言語で書くかによって変わってくるが、Tcl/Tkが最も有名かもしれない。 Tcl/Tk - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/Tcl/Tk wish (Windowing Shell) を用いてスクリプトを組むことでグラフィカルなアプリを作れる。 Tclはこのwishで使われるプログラミング言語であり、簡単に使える。かなり多くのシステムに導入されていることもあり、特に何かをインストールせずとも使うことが出来る。 このTclの部分をperlに置き換えたものがPerl/Tkである。 Perl/Tk インストール Perl/Tk は Tcl/Tk と違いデフォルトでインストールされていないことが多い。 ubuntuだと perl-tk をインストールすると使えるようになる。 # apt install perl-tk 取り敢えず作ってみる 次のようなサンプルファイル sample.pl を作る。 sample.pl use utf8; use Tk; # トップウィンドウを作る $top = MainWindow->new(); # ウィンドウ内に文字(ラベル)を表示する $label = $top->Label(-text => "ここに文字を書く")->pack(); # ウィンドウを生成する MainLoop(); ちなみに文字コードは UTF-8 になってる。 $ file sample.pl sample.pl: UTF-8 Unicode text 次のコマンドで実行する。 $ perl sample.pl 実行できる形の sample.pl Shebang を書いて実行ファイルとしても実行できる。 たぶん次のようなファイルになる。 一行目のShebangは環境によって異なるが多くのシステムは多分これで通る。 #!/usr/bin/perl use utf8; use...

自動ログイン on Lubuntu

Lubuntu 19.04 の 自動ログインを設定してみた。 グラフィカルログインを自動で行うようにしたいが、 ユーザー設定 の中に自動ログインの設定がない。 そこでコマンドラインから設定してみた。 まず、ログインをするときに使用しているディスプレイマネージャを確認する。 $ cat /etc/X11/default-display-manager /usr/bin/sddm sddm を使っているので、sddm の自動ログインを設定する。 OSは systemd で動いていると設定ファイルがないようなので作成する。 # sddm --example-config > /etc/sddm.conf.d/sddm.conf この設定ファイルに Autologin について書いてあるのでここにユーザ名を入力。 $ head /etc/sddm.conf.d/sddm.conf [Autologin] # Whether sddm should automatically log back into sessions when they exit Relogin=false # Name of session file for autologin session (if empty try last logged in) Session= # Username for autologin session User= ここの User= にユーザ名を書き込み保存後、再起動すると自動でログインされる。