スキップしてメイン コンテンツに移動

Sandbox のせいで VirtualBox が起動しなくなった。


VirtualBox の仮想マシンを起動するとエラーが表示された。

エラーは次のような表示であった。

仮想マシン"Lubuntu"のセッションを開けませんでした。

Call to WHvSetupPartition failed: ERROR_SUCCESS (Last=0xc000000d/87) (VERR_NEM_VM_CREATE_FAILED).

終了コード : E_FAIL (0x80004005)
コンポーネント: ConsoleWrap
インターフェース: IConsole {872da645-4a9b-1727-bee2-5585105b9eed}


原因は Windows10 の Sandbox を有効にした為だった。
他にも WSL (Windows Subsystem for Linux) 等 Hyper-V を利用するWindowsの機能を有効にするとVirtualBoxやVMware等が動かなくなるようである。

対処方法は次のサイトを参考にした。
Windows10上のVirtualBoxがエラー吐いた時の備忘録
https://qiita.com/reef1217/items/e760b6e4078dedc0b434

Windows10でVirtualBox上の仮想マシンが動かなくなってしまった時
https://www.takosuke.net/windows10%E3%81%A7virtualbox%E4%B8%8A%E3%81%AE%E4%BB%AE%E6%83%B3%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%81%8C%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%9F/

Windows Sandboxをインストールしてから、仮想化ソフトの仮想マシンが起動しなくなりました。【Ver1903】
https://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/all/windows/5d8c563a-cec4-4fa5-8c95-79e5ba48bf79



具体的には次の作業を行った。
=====
Windows Sandbox を無効にし、再起動。
(仮想化関連のWindowsの機能も無効にしたほうがいいかも?)

PowerShell を管理者モードで起動し次のコマンドを実行。
Disable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Hyper-V-All
コマンド終了後、再起動。
=====

この処理で無事に VirtualBox でゲストOSを立ち上げることができた。

結局Windowsの仮想環境は役に立たなさそうである。
Sandboxもあまり便利ではなく使い勝手は悪い。
Sandboxの環境を再起動すると元に戻るため、システムに関わるものはインストールしても動かせない。
まだまだ開発は続いて利便性が上がって行くとは思うので気長に待つしかない。

しかし、Sandboxを無効にしただけでは他の仮想環境が立ち上がらないのは独占禁止法上の問題になるのかもしれない。Windowsのシステム管理上の問題で、その他の仮想環境を締め出しているようにも見えるからだ。

私としては、VirtualBoxやdockerなどを使うことになりそうだ。

コメント

このブログの人気の投稿

Ubuntu で RAIDディスクをマウントする

謎のHDDが見つかった。 データを確認するためWindowsにつなぐもマウントされず。 これは extとかffsの辺りかなと思い、Linux(Ubuntu)に繋ぐ。 しかし、自動マウントされない。 取り敢えずマウントする。 # mount /dev/sdb1 /mnt/disk すると'linux_raid_member'とエラー表示された。 ということで、まずファイルシステムを確認。 # parted -l このコマンドでファイルシステムが表示される。 また、Gparted でも表示される。 そこでRAIDディスクを扱うためにmdadmパッケージをインストール。 # apt install mdadm ネットでは mountコマンドの -t オプションで明示的にファイルシステムを指定するとマウントできると書いてあったのでそれを試すとマウントできた。 # mount -t ext3 /dev/sdb1 /mnt/disk 内容を確認すると不要なデータだったのでデータを削除する。 # shred -v /deb/sdb この処理はとても時間がかかるので普段使わないコンピュータで処理をした。

自動ログイン on Lubuntu

Lubuntu 19.04 の 自動ログインを設定してみた。 グラフィカルログインを自動で行うようにしたいが、 ユーザー設定 の中に自動ログインの設定がない。 そこでコマンドラインから設定してみた。 まず、ログインをするときに使用しているディスプレイマネージャを確認する。 $ cat /etc/X11/default-display-manager /usr/bin/sddm sddm を使っているので、sddm の自動ログインを設定する。 OSは systemd で動いていると設定ファイルがないようなので作成する。 # sddm --example-config > /etc/sddm.conf.d/sddm.conf この設定ファイルに Autologin について書いてあるのでここにユーザ名を入力。 $ head /etc/sddm.conf.d/sddm.conf [Autologin] # Whether sddm should automatically log back into sessions when they exit Relogin=false # Name of session file for autologin session (if empty try last logged in) Session= # Username for autologin session User= ここの User= にユーザ名を書き込み保存後、再起動すると自動でログインされる。

TVに繋いでいた録画用HDDが認識しなくなった

ポロポロとものが壊れていく。 年数もそれなりに経っているので仕方がないと思うが、  Panasonic VIERA TH-L32X3  メーカーページ http://panasonic.jp/viera/p-db/TH-L32X3.html 上記VIERAに繋いでいた録画用のHDDが急に認識しなくなった。 実はこれで二回目のトラブルである。 一回目は買って1年ほどでこの症状が出た。 この時はHDDが物理的な障害で故障したと思い、ダメ元で再接続再フォーマットした。 このHDDはそのあと5年以上正常に動作していた。 結局この時の障害は論理障害だったのだと思う。 今回も同様の症状だったので、復旧を試みることにした。 こちらのサイトに Panasonic製のセットトップボックスへ繋いでいたHDDの修復について書いてあった。 Panasonic CATV STBの外付けHDDのファイルシステム修復 おぼえ書き http://qiita.com/a_saitoh/items/93a9983b988b541d2cb1 これを参考にして、FreeBSD11.0( https://www.freebsd.org/ja/ ) に外付けHDDを繋いで、fsck_ffs -n を実行するも復旧せず。 仕方がないので、fsck_ffs -y や fsck_ufs -n 、 fsck_ufs -y などをかけてからTVにつなぐと認識した。 録画データは諦めていたので、いろんなコマンドをかけてしまったので、 どのコマンドが良かったかはっきりとしないが、 無事にデータが参照できるようになった。